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【SNS】〈TikTok・Instagramで話題の学校〉を目指してはいけません。

山田洋平

投稿日:2023.10.17

更新日:2023.10.17

株式会社with funの山田と申します。

【教育業界に特化したSNS運用】ブログ第19弾です。
学校SNSで集客したい。ブランディングしたい。
という広報ご担当者さまへ向けて、
学校SNSのプロとして、有料級の内容をお届けします。

前回記事は【日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた】です。
まだ読んでない!という方はぜひこちらからお願いします。

▼前回記事リンク先
【オープンキャンパス】日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた。(前編)
【オープンキャンパス】日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた。(後編)

釣りっぽいタイトルですが…

「え?!話題性を取るためのSNSじゃないの?」
「バズるために使うSNSじゃないの?」
「じゃあSNSの目的はなんなの?」
そう思われている方も多いと思います。

今までのブログや私のX(旧Twitter)を見ている方は
きっとご理解いただいていると思いますが、ぜひ最後までご覧ください。

ここでしれっと宣伝ですが、
学校SNSに特化した X(旧Twitter)を始めました。

会社を立ち上げてからXアカウントを作り直しましたので、
9月から投稿を始めたばかりです。

ブログと同様に、学校SNSの運用方法や、考え方など
SNSで学生募集の成果を出した方法に特化して呟いております。

決して損はしない内容となりますので、ぜひともフォローいただければ幸いです。

https://twitter.com/withfun_y_y

みなさまの売っている商品はなんですか?

さて、本題です。

TikTokで話題の商品!話題のスイーツ!話題の遊園地!
みなさま、購入したり、行ったりしたことはありますか?

私はガジェットが好きなので、新しい製品が出るとついついチェックしてしまい、
TikTokで知った商品を購入したことがあります。(そしてよく失敗し…)


TikTokで話題になると確かに気になりますよね。
Amazonで買える生活便利グッズなら、
15秒の楽しい投稿がバズって売れることもあるでしょう。


しかし、学校SNSの場合、
みなさまが販売(あえて販売と呼びます)しているのは
1年間100万円の高額サービス商品です。

TVCMと同じような15秒の尺で、
他の方と同じような動画内容で、
ダンスがバズっているから、という理由で
1年間100万円の商品購入を決めるでしょうか?


ほぼありえないですよね。

実際にはSNSで知られてからも
・ホームページ
・学校案内
・オープンキャンパス

といったもの全てが総合的に判断されます。
学校SNSは、
話題になったから入学者が増える!というビジネスではないのです。

バズるほど高校生から遠のく

「ショート動画は認知のためだし、とりあえず閲覧数が増えればOKでしょ!」
という担当者さまは多いでしょう。

もちろん、決して間違ってはいません。

しかし、
閲覧数の獲得だけがSNSの目的となってしまうのは、
学校SNSにおいては疑問です。


ここでひとつ、具体例を出します。
私のクライアントで10万再生を超えた投稿があります。
専門学校で、マニアックな情報を一般向けに楽しく編集し直した投稿がバズったのです。


当然、フォロワーも一気に増えました。
クライアントも喜んでいました。


しかし、コメントを見てみると、
確実に年齢層が高くなったように見受けられました。

おそらく同じ分野の専門学校に通っていた方、
その道の職業の方などがコメントをしてきています。

100件以上のコメントがついた結果、担当者の方は
全てにコメントを返さなければ…と結果的に膨大な時間を取られてしまったそうです。


バズるためにはコメントの返信も重要です。
しかし、全くターゲットでない方への返信に追われてしまうのは好ましい状況とは言えません。(特にSNS担当者って少人数ですので…)


さらに怖いのが、
頑張ってコメントを返すほど、ターゲットではない方との関係性やフォローが増えていきます。
ターゲットでない方の閲覧数、フォローが増えるほど、閲覧数はあるが募集活動に効果のないSNS運用となってしまうのです。



これが「TikTok、Instagramで話題の学校」になってはいけない理由です。
学校SNSが難しい理由でもあります。


入学者を増やすためのSNS運用であったはずなのに、
フォロワーを増やすためのSNS運用になってしまう学校さまが多いということです。
(分野と規模感によってはこの戦略が正しいケースもありますが、稀です)


インフルエンサーとは目指すゴールが違う、ということです。


しつこいようですが、
学校SNSでは100万フォロワーを獲得するためではなく、
学生募集の広報ツールの1つにすぎません。
定員100〜200名を埋めるために、そんなに閲覧数、フォロワーが必要でしょうか…?




この辺りの市場感については、前回の記事でも記載しておりますので、ぜひご覧ください。

(参考)
【オープンキャンパス】日本トップクラスのオープンキャンパスに行ってきた。(後編)

学校SNSは◯◯満足を広げるツール

では学校SNSでは、何を増やせばいいのでしょうか。
その答えは…


次回に続きます…笑

お楽しみに。

まとめ

気軽に読めるとうたっておきながら、またしても長くなってしまいました…
(文章力、まだまだ伸び代だらけです)


次回は具体的に投稿内容を深掘りしていきますので、
ぜひみなさまも参考にしていただければと思います。


SNSについて
「この運用で合っているのかな…」
「学生とイベント作りをしたい」
「SNSそのものを見直したい!」

とお困りの学校さまは、ぜひ一度ご相談ください。
コンサルティングのご相談もお受けしております。

<お問合せフォーム>
https://www.kesion.co.jp/pd/contact/



SNSを募集活動に効果的に利用するために、日々のアンテナを張っておきましょう。

それではまた次回。
募集活動、一緒に頑張りましょう!

この記事を書いた人

山田洋平

株式会社with fun代表取締役・SNSマーケター

山田洋平

株式会社with fun代表取締役・SNSマーケター

専門学校横浜ミュージックスクール広報課長として10年勤務。
広報担当1名で主要SNSすべてを活用する募集施策で、
広報費を削減しつつ、入学者数3年で2倍、5年で3倍を達成。
コロナ禍でも3年連続、募集開始1ヵ月での定員達成!
学校SNSに特化したコンサルティングを行う「株式会社with fun」を設立。